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2024.08.29|外務省情報|マーシャル諸島|

(注意喚起)マーシャル諸島におけるエムポックスのリスクは低いが、住民の認識が必要である(8月20日付保健・福祉省発表)

マーシャル保健・福祉省は流行中のエムポックスに関して、世界的背景と現在の流行状況、マーシャル諸島でのリスク、今後の対策等を発表しました。在留邦人の皆様におかれては、各地での感染状況を注視し、予防に努めてください。


●世界的背景と現在の流行状況
コンゴ民主共和国とその近隣地域で進行中のエムポックスの流行は、2023年1月以来、22,000人以上の疑い患者と1,200人以上の死者を出している。このアウトブレイクは最も深刻なものの一つと考えられており、世界保健機関(WHO)は2024年8月、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を宣言した。世界保健機関(WHO)の全地域で感染者が減少している一方で、アフリカ地域、特にコンゴ民主共和国とその周辺諸国での感染者の増加は、新しいクレードIbに起因している。
今回の流行では、より重篤で死亡率の高いクレードIのエムポックスが主に流行しており、ブルンジ、コンゴ共和国、中央アフリカ共和国、ルワンダ、ウガンダなど他のアフリカ諸国にも広がっている。
米国では、効果的なワクチン接種と公衆衛生対策により、エムポックス患者は2022年半ばのピーク時から大幅に減少した。しかし、散発的な症例は、特にリスクの高い集団で報告され続けている。例えば、ハワイ州では2024年7月にさらに1人の症例が報告され、2022年6月以来51人の症例が報告された。
2024年8月、フィリピンでは、渡航歴のない33歳の男性が感染した今年最初の患者が報告され、国内感染の可能性が示された。この症例は、最近において感染が見られなかった地域でも、リスクが継続していることを浮き彫りにしている。

●マーシャル諸島においては地理的要因により渡航先が限られていることからエムポックスの流入リスクは低~中程度とされているが、ハワイ州やフィリピンなど近隣地域での事例を考慮すると引き続き警戒が必要である。マーシャル諸島でエムポックスの感染が発生した場合、医療資源が逼迫する可能性があり、早期発見、隔離、ワクチン接種が公衆衛生上重要である。

●保健・福祉省による対策(サーベイランスの強化)
マーシャル諸島に到着する48時間前にオンライン・スクリーニング・フォームを使用して空港や港を含む全ての入国地点でのサーベイランスを強化し、エムポックスの流行が活発な地域からの旅行者はスクリーニングを受けるほか、症状や予防に関する情報が提供される。※詳細情報は発表されておりません。

●感染パターン
エムポックスは感染者との接触や、衣類、寝具などを介して伝播する。感染は皮膚と皮膚の接触、呼吸器の飛沫、体液を介して起こる可能性がある。
コンゴ民主共和国、その他の感染地域では、野生動物との接触、家庭内感染、性的接触、特に男性同士での性交渉での感染が報告されています。米国やその他の国々では、密接な身体的・性的接触が主な感染経路である。

●予防と対策
住民や訪問者に対し、頻繁に手洗いを行うなど衛生管理を徹底し、発疹やただれなど、エムポックスの症状を呈している人との密接な接触を避けるよう指導し、リスクを最小限に抑える。
マーシャル諸島地域内で、発熱、発疹、リンパ節の腫れなど、エムポックスに関連する症状が現れた場合は、ただちに医師の診察を受けること。

●行動の呼びかけ
保健・福祉省はマーシャル諸島住民に対し、エムポックスに関する情報を常に入手し、当局が提供するガイドラインに遵守するよう呼びかける。健康と安全を維持するためには警戒、協力、積極的な対策が不可欠である。

本発表原文は、以下URL(マーシャル保健・福祉省フェイスブックページ)からご確認ください。
https://www.facebook.com/share/p/de5nW17rp4yAeTMX/

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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。