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2024.11.04|外務省情報|フィリピン|

【安全対策情報】セブ州犯罪統計(2024年7月~9月)

【ポイント】
●当館管轄区域(ビサヤ地域)に関する社会・治安情勢、一般犯罪等に関する情報をお知らせいたします。当地における安全対策をご検討される際の参考としてください。


【本文】
1 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)フィリピン国家警察第7管区によるセブ州の犯罪統計によれば、2024年7月~9月における犯罪発生件数は、以下のとおりです。前期(2024年4月~6月)と比べ相対的に犯罪行為は減少しているとはいえ、犯罪発生率は日本と比較して総じて高い傾向にあると言われておりますのでご留意してください。特にフィリピンにおいてはクリスマスシーズンに入ると犯罪の発生率が高くなる傾向にあることをご留意ください。
(2)マニラ首都圏においては、10月中に日本人が被害者となる銃器のようなものを使用した強盗事件が立て続けに発生しています。一方で、当館管轄地域であるセブ都市圏(セブ市、マンダウエ市、ラプラプ市ほか)においては、日本人がひったくり、スリ、置き引きやその他各種強盗、美人局(つつもたせ)被害に遭う事例が報告されておりますので十分ご注意ください。また、邦人観光客がアヤラセンターからGrabアプリを利用してタクシーで市内を移動しようとした際、アプリの車両情報とは違うタクシーの運転手から声をかけられ、乗車を拒否したものの運転手より「Grabの登録が間違ってる」と言われ、疑いつつも乗車してしまい、目的地へ到着した際、高額な料金(数千ペソ)を請求されたためGrab料金を示すためスマートフ
ォンのアプリ画面を運転手へ提示したところ、運転手によりスマートフォンを奪われてしまった事例が発生しています。
(3)フィリピン旅行代理店が企画したツアーに参加した邦人を含む外国人の方が事故に遭われた事例が発生しています。クリスマスや年末年始などにセブへ渡航されフィリピン国内のツアーに参加するため当地旅行代理店を利用する場合には、フィリピン政府観光省より認可を受けた旅行代理店を利用してください。認可を受けていない代理店を利用して、万が一事故などに巻き込まれた場合には補償など受けられない可能性もあります。
(4)帰国前にパスポートを探したが見つからない、外出中に気づいたらカバンから無くなっていた等により、パスポートの再発行を相談される事案が多発しております。パスポートの再発行には戸籍謄本(6ヶ月以内に発行されたもの:原本)やポリスレポート等が必要です。加えて、再発行後にはフィリピン入管での手続きもあり、一定の時間と労力、予期せぬ日程変更による経済的な負担を要します。改めてパスポートの所在を再確認いただくとともに、携行して外出する際には紛失や盗難に遭わないよう最大限の注意を払ってください。
 参考:https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000289.html#%E7%B4%9B%E5%A4%B1

【セブ州犯罪統計:2024年7月~9月期】
●殺人(含む未遂):49件(前期69件)
(49件中セブ、マンダウエ、ラプラプの3市で19件)
●傷害:126件(前期134件)
(126件中、上記3市で50件)
●強制性交:42件(前期49件)
(42件中、上記3市で11件)
●強盗:68件(前期61件)
(68件中、上記3市で24件)
●窃盗:223件(前期228件)
(223件中、上記3市で115件)

2 テロ・爆弾事件発生状況
邦人を被害者とする事件の発生状況は認められません。

3 誘拐・脅迫事件発生状況
邦人を被害者とする事件の発生状況は認められません。

4 日本企業の安全に関する諸問題
フィリピンにおいては一般的に、企業及び個人に対する恐喝、脅迫及び誘拐等が少なくなく、セブにおいても日系企業(社員)や関連企業(現地法人)に対する脅迫等が報告されることがあります。進出日系企業関係者は、企業及び社員の安全に関し常時注意してください。

5 下記も併せてご参照、ご活用ください。
●在セブ総領事館作成「セブにおける安全対策(安全の手引き)」(2024年6月版)
https://www.cebu.ph.emb-japan.go.jp/files/100693920.pdf
●在フィリピン日本大使館作成「フィリピンにおける安全対策(安全の手引き)」(2024年6月版)
https://www.ph.emb-japan.go.jp/files/100336435.pdf
●外務省領事局邦人テロ対策室作成「海外赴任者のための安全対策小読本」
https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_08.pdf
●外務省・海外安全ホームページ(危険情報:フィリピン)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_013.html#ad-image-0
●安全対策基礎データ(フィリピン)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_013.html
●邦人に対する強盗事件の発生(マカティ市グリーンベルト・モール付近)
https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01657.html
●邦人に対する強盗事件の発生(マカティ市セントラルスクエア・モール付近)
https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01664.html
●邦人に対する強盗事件の発生(パラニャーケ市マニラ湾付近)
https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01678.html

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(問い合わせ窓口)
○在セブ日本国総領事館
 住所:8th Floor, 2Quad Building, Cardinal Rosales Avenue, Cebu Business Park, Cebu City, Philippines
 電話:(市外局番032)231-7321
  ホームページ: https://www.cebu.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。