◎１２月１日、カラカスにて、野党側は、政治犯の家族を支援し、政権側による弾圧被害者への正義を要求するための抗議デモを呼びかけています。また与党側は、１１月２７日～１２月１日にかけ、大統領選挙の勝利から４か月経過したこと等を祝うキャラバンを全国で展開すると発表しました。
◎これまでに実施された抗議デモでは、一部で死傷者が発生しています。
◎平和的な集会等でも事態は急変する可能性があり、不測の事態に巻き込まれないよう、自らの安全確保に努めてください。

１　野党側は、１２月１日１６時、カラカス首都圏のプラサ・デ・ラ・カステジャーナ（当館入居ビル前の広場）において、政治犯の家族を支援し、政権側による弾圧被害者への正義を要求する抗議デモを開催するとして、同デモへの参加を呼びかけています。

２　一方、与党側は、１１月２７日～１２月１日にかけ、市民・将校の反乱３２周年や７月２８日の大統領選挙の勝利から４か月経過したこと、そしてクリスマス等を祝うため、全国で大規模キャラバンを行うと発表し、野党側がデモを行う１２月１日には、カラカス首都圏において、次の２つのルートで行進を行うとしています。
（１）ムロ・デ・ペタレからフランシスコ・デ・ミランダ大通りを経由してプラサ・ホセ・マルティ。
（２）カティア地区から大統領府。

３　選挙直後に実施された抗議デモでは、治安当局とデモの衝突等により、一部で死傷者や多数の逮捕者が発生しています。その後、大きな衝突は確認されていませんが、平和的な集会等でも事態が急変し、群衆の暴徒化や治安当局等との衝突に発展する可能性は否定できません。

４　ついては、不測の事態に巻き込まれないよう、報道等により最新情報を入手し、以下のような安全対策を心掛け、自らの安全確保に努めてください。
（１）集会やデモ行進が行われている場所には近づかない。集会等に遭遇した場合、速やかにその場から離れる。
（２）集会やデモ行進により道路閉鎖や交通渋滞が発生する可能性があるので、外出の際は、普段よりも余裕を持った行動を心掛け、周囲の状況に十分注意・警戒する。

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