外務省海外安全情報
【重要】特殊詐欺に関する注意喚起
●日本の警察庁によると、ネット交流サービス(SNS)を使った投資勧誘を装う「SNS型投資詐欺」、外国人などを名乗り恋愛感情を抱かせる「ロマンス詐欺」の被害が2023年に計3846件(被害総額約455億円)発生し、本年上半期(1月~6月)ではすでに約660億円の被害が発生しています。
●米国、ヨーロッパを中心に、ブラジル、パラグアイでも詐欺被害が発生しており、主として、フェイスブック、マッチングアプリ、インスタグラムなどのSNSが利用されています。
●緊急事態を装う、行政機関の電話番号を表示させるなど、近年の特殊詐欺の手口は、極めて巧妙です。金銭を要求されたら詐欺の可能性を念頭に、まずは身近な方に相談してください。
●また、「海外で短期間に高収入」、「簡単な翻訳作業」といった、いわゆる闇バイトの広告に誘われ、海外において、特殊詐欺事件に加担させられた結果、現地警察に拘束される事案も発生しています。このような広告に安易に応募することがないよう十分ご注意ください。
1 主な手口
詐欺グループは、下記手口に加え、被害者を信用させるため、偽の動画や音声をAIで生成するなど先端技術を悪用し、また、銀行送金の代わりにビットコインなど暗号資産による送金を要求することもあります。
●SNSを通じて架空の投資を勧めて金銭をだまし取る(SNS型投資詐欺)。
●パソコン画面に「ウイルスに感染した」などと虚偽の警告を表示させ、海外のコールセンターに電話させて金銭をだまし取る。
●SNSのチャットを利用して接近し、やりとりを重ねることで恋愛感情や親近感を抱かせ、自身や親族の病気治療、治安機関に拘束された際の保釈金の支払いなどと称して金銭をだまし取る(ロマンス詐欺)。
●「詐欺被害に遭われた方へ給付金を支払います。」などと謳う偽の国連、政府機関サイトで被害者を募り、ビデオチャットでの説明を通じて信用させ、給付金の送金手続き費用として金銭をだまし取る。
●日本大使館の電話番号を偽装して表示させ、大使館職員を名乗り、「あなたに逮捕状が出ている」、「親族が拘束された」などと嘘の話で金銭や個人情報をだまし取る。
2 被害防止策
(1)被害者は、金銭を支払った後に相手方と連絡不通になるまで詐欺被害に気づかないケースがほとんどです。
(2)いかなる名目であれ、金銭を要求されたら、詐欺の可能性を念頭に、まずは身近な方に相談してください。
(3)少しでも不安を感じたら、「相手方と話をしない」、「相手方から電話がかかってこないようにする」など、金銭を要求してくる人物との連絡手段を一切絶つことが重要です。
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在パラグアイ日本国大使館
住所:Av.Mariscal Lopez No.2364, Asuncion
電話:+595(21)604-616
Mail:japon.consulado@as.mofa.go.jp
URL:http://www.py.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
【海外安全ホームページ】
https://www.anzen.mofa.go.jp
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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
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