【ポイント】
○ザンビア国内で最初のエムポックス関連の死亡例が確認されました。
○ザンビア国内でエムポックス・クレード１の症例が確認されました。

【本文】
１　公的保健衛生機関の発表内容は以下のとおりです。
（１）３月２０日、イライジャ・ムチマ保健大臣は、ザンビア国ルサカ州ルサカ市にあるチパタ・レベル１病院にてザンビア国内最初のエムポックス関連の死亡例を確認したと発表。死亡したのは生後８か月の乳児であり、死亡原因の特定のために包括的な死亡例のレビュー会議を行った結果、この児の死亡についてエムポックス感染経過中に合併症（肺炎）を患ったことが死因と結論づけたと明らかにした。ザンビア保健省は、更なる死亡を防ぐために、最前線の医療従事者向けの研修やメンターシッププログラムを通じ対応能力の強化を図っていると強調した。
（２）３月２１日付ザンビア国立公衆衛生研究所（ＺＮＰＨＩ）報告書によると、これまでにザンビア国内で３０１件のエムポックス感染が疑われる症例が報告されており３１件が陽性と判定され、陽性３１件のうち２１件がクレード１ｂであることが確認された。

２　発生・流行地域
（１）ルサカ州　１７例
（２）コッパーベルト州　１０例
（３）ムチンガ州　２例
（４）中央州　１例
（５）西部州　１例　（合計３１例）

３　日本外務省からも、エムポックスに関する広域情報が発出されていますので、ザンビアに渡航・滞在中の皆様におかれましては、引き続き最新情報の収集に心がけてください。また、エムポックスを疑う症状が見られた場合、すみやかに医療機関に相談してください。
　なお、エムポックスの予防法としては、症状のある者の飛沫・体液等やエムポックスウイルスを有する可能性のある動物との接触を避け、石けんやアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行うことが推奨されています。

【参考】
■外務省海外安全ホームページ
・エムポックスに関する注意喚起
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C032.html

・感染症広域情報：エムポックスに関する注意喚起（「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態（PHEIC）」の宣言）
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C033.html

■厚生労働省ホームページ
・エムポックスとは
https://www.mhlw.go.jp/content/000957516.pdf

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領事メール：jez.consul@lu.mofa.go.jp
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