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2025.05.08|外務省情報|ラトビア|

ロシア「対独戦勝記念日」に関する注意喚起

(ポイント)
● 5月9日はロシアのドイツに対する「戦勝記念日」です。
● 旧ソ連、ナチス等を象徴するようなシンボル(ZやV等)や花火等を使用した場合、治安当局の取り締まりを受ける場合があります。
● 戦勝記念碑は既に撤去されており、当日の集会、デモ行進等の実施は禁止されているものの、自由の記念碑、戦勝記念公園、その他関連記念碑等の周辺では、特に注意してください。
● また、5月9日は金曜日に当たることから、酔っ払いによるけんか等のトラブルが発生することが予想されますので、特に夜間等に外出する場合は、不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。


(本文)
 5月9日は第二次世界大戦時にソ連がドイツに勝利したことを記念する「戦勝記念日」です。
 リガ市所在の「戦勝記念公園(Uzvaras parks)」には、かつて、旧ソ連時代の戦勝記念碑がありました。ラトビア政府は、 2022年、同戦勝記念碑を撤去するとともに、2023年 、以下の措置を決定しました。これらの行為を行った者は処罰される場合があります。
・公共の場所で社会の分断をはかろうとする行事、戦争、軍事侵攻、全体主義及び暴力を称賛する行事、集会、行進及びデモ等を行うことの禁止。(5月9日終日)
・花火の使用の禁止。(5月9日終日と同10日午前7時まで)
 また、下記の行為の取り締まりが行われます。
・旧ソ連、ナチス等を象徴するようなシンボル(ZやV、ゲオルギーリボン(3本の黒と2本のオレンジの縞模様)等を含む)の使用や、関連記念碑(撤去後の跡地を含む)等への献花。

 戦勝記念日の集会やデモ行進等の実施は同法により禁止されているものの、突発的なデモ行進や集会等が行われる可能性は排除できません。不測の事態を避けるため、自由の記念碑や戦勝記念公園、関連記念碑等の周辺では特に注意が必要です。万が一、デモ行進や群衆を見かけた場合、それらに近づかないようにしてください。
 また、当日は金曜日となるため、酔っ払いによるけんか等のトラブルが増加する可能性があります。特に夜間に外出する際は、不測の事態に巻き込まれないよう、十分注意してください。
 当日は警察による警戒体制が敷かれ、交通規制が行われる可能性があります。公共交通機関を利用する必要がある方は、以下のホームページ等で最新の情報を入手してください。

 リガ交通局
 https://www.rigassatiksme.lv/lv/

2025年5月8日

在ラトビア日本国大使館より
(代表)+371-6781-2001
(e-mail)consular@rg.mofa.go.jp

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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。