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2025.05.19|外務省情報|セーシェル|

(セーシェル保健省発表)プララン島でのデング熱の感染件数の増加に伴う注意喚起

●5月15日、セーシェル保健省は、プララン島でのデング熱の感染件数の増加を受け、注意喚起を発出しました。
●セーシェルでは2014年からデング熱の感染件数が確認されており、2021年以降は、例年200~400件程度発生しています。
●デング熱は媒介蚊によって感染します。通常、激しい頭痛や筋肉・関節の痛み、嘔吐等の症状が1週間程度続きますが、重傷型の場合は、歯肉や鼻からの出血等の症状が現れ、重篤化します。
●媒介蚊がわずかな水たまりでも繁殖することを念頭に置き、感染予防に十分に努めてください。


1 5月15日、セーシェル保健省は、プララン島でのデング熱の感染件数が増加しており、入院件数も発生しているとして、注意喚起のプレスリリースを発出しました。16日、同省は記者会見にて、デング熱の感染件数が今年の初めに入ってプララン島で36件発生しており、うち6件は入院件数であると述べました。

2 セーシェルでは、2014年以降、デング熱の感染件数が確認されており、保健省の年次報告書によると、2021年は304件、2022年は213件、2023年は402件(疑い症例件数は4,600件)となっています。

3 デング熱はデングウイルスによって引き起こされるウイルス感染症で、ネッタイシマカ等の感染した蚊に刺されることで感染します。潜伏期間は4日~10日で、突然の発熱で発症し、激しい頭痛や筋肉・関節の痛み、吐き気、嘔吐、発疹等を伴います。通常、症状は1週間程度で、後遺症はほとんどありませんが、重症型の場合は、激しい腹痛や持続的な嘔吐、歯肉や鼻からの出血等の症状が現れ、発症から3~7日ほどで重篤な状態となります。

4 デング熱には特別な治療法がなく、一般に対症療法が行われます。発症した場合は安静にし、十分な水分補給を行い、医師の診断を受ける必要があります。症状等に応じて自宅療養や入院治療、救急搬送等の措置がとられます。

5 デング熱に対しては、蚊に刺されないようにすることが最も有効な予防法とされています。デング熱の媒介蚊は、わずかな水たまりでも繁殖することを念頭に置き、次の点に十分留意の上、感染の予防に努めてください。

 ・外出する際には長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少なくする。
 ・肌の露出した部分には、虫除けスプレー等を2~3時間おきに使用する。
 ・室内では網戸や蚊帳等を使用し、蚊の侵入を防ぐ。
 ・電気蚊取り器、蚊取り線香や殺虫剤等を効果的に使用する。
 ・規則正しい生活と十分な睡眠、栄養をとることで抵抗力をつける。
 ・蚊の繁殖を防ぐために、空容器を適切に廃棄する、屋外の貯水容器に蓋をする等し、水たまり等の蚊の生息地、産卵場所をなくす。

【参考】外務省広域情報「デング熱に関する注意喚起」
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C024.html

在セーシェル日本国大使館領事班
電話: (+248) 439 99 00
Eメール: ryouji@vi.mofa.go.jp
住所:Maison Esplanade 5th Floor, Rue de la Possession, Victoria, Mahe, Seychelles

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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。