外務省海外安全情報
チクングニア熱に関する注意喚起について
●一部報道によれば、スリランカ国内でチクングニア熱が16年ぶりの大流行に直面している旨報道がなされており、米国及び英国政府機関が、スリランカへの渡航予定者に対して、注意喚起を行っています。
●チクングニア熱は、蚊を介して感染し、急性熱性疾患の症状を呈します。重症例では、神経症状(脳性)や劇症肝炎が報告されています。できるだけ肌を露出せず、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用するなど、蚊に刺されないように注意してください。
1 一部報道によれば、スリランカ国内において、2006年から2008年の間に流行したチクングニア熱が16年ぶりの大流行に直面している旨報道がなされています。
米国政府機関であるCDC(Centers for Disease Control and Prevention)は、チクングニア熱が流行していることを受け、スリランカを4段階のレベルのうち、レベル2の地域に指定し、渡航予定者に対して、予防策を強化するよう注意喚起を行っています。
また、英国外務省は、スリランカへ渡航した場合、チクングニア熱に感染するリスクがある旨案内しており、CDCと同様、渡航者へ注意喚起を行っています。
2 チクングニア熱は、蚊を介して感染し、急性熱性疾患の症状を呈します。重症例では、神経症状(脳性)や劇症肝炎が報告されています。できるだけ肌を露出せず、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用するなど、蚊に刺されないように注意してください。
3 日本の厚生労働省は、チクングニア熱に感染した場合の症状として、「患者の大多数は、急性熱性疾患の症状を呈します。発熱と関節痛は、必発であり、発疹は8割程度に認められます。関節痛は、四股(遠位)に強く対称性で、その頻度は手首、足首、指趾、膝、肘、肩の7順であり、関節の炎症や腫脹を伴う場合があります。関節痛は急性症状が軽快した後も、数週間から数か月にわたって続く場合があります。その他の症状としては、全身倦怠感・頭痛・筋肉痛・リンパ節腫脹があります。血液所見では、リンパ球減少、血小板減少が認められます。」と案内しています。これらの症状が表れた場合には、早期に医療機関を受診してください。
○厚生労働省(チクングニア熱について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000168030.html
在スリランカ日本国大使館
電話:(国番号94)11-269-3831 ~3833
メール:ryoujivisa@co.mofa.go.jp
出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
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