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2025.08.13|外務省情報|ギリシャ|

ギリシャ各地での山火事にかかる注意喚起

〇気温の上昇、乾燥、季節風などの影響で、ギリシャ各地で山火事が相次いで発生し猛威を振るっています。
〇本日13日も、国内のほとんどの地域で非常に高い火災の危険性が予測されており、ギリシャ当局は注意を呼びかけています。
〇報道や当局から最新情報を入手し、当局から避難指示等があれば従い、身の安全を確保してください。
○火災による道路封鎖や、煙・降灰などの影響もあり得ますので、注意してください。


1 報道等によると、現時点で発生している主な山火事の地域は以下のとおりです。
・西ギリシャ県アハイア郡:パトラ市中心部から東に約8キロ地点におけるヴンデニ(Vounteni)地域で山火事が発生しており、地域住民に避難指示が出されています。同郡では昨日から、ミレイカ(Moiraiika)、カト・アハイア(Kato Ahaia)、パトラ市工業地帯等で火災が相次いでおり、数千人の住民が避難しています。
・ザキントス島:南部のアガラス(Agalas)村周辺で昨日から山火事が発生しており、地域住民に避難指示が出されています。
・ヒオス島:北西部ヴォリソス(Volissos)地域で昨日から山火事が発生しており、地域住民に避難指示が出され、家屋にも被害がある模様です。
・イピロス県プレヴェザ郡:プレヴェザ市から北に約55キロ地点におけるギムノトポス(Gymnotopos)地域で山火事が発生しており、消火活動が続いています。

2 ギリシャ消防庁の発表によると、12日時点で48時間内に152件の山火事が発生しています。また、本日13日は、アッティカ県、エビア島、西ギリシャ、ペロポネソス、ハルキディキ、トラキアなどがハイリスクとされ、警戒が続けられています。

3 ギリシャ気候危機・市民防災省は必要に応じて、地域ごとに「112番」から携帯電話へ緊急メッセージを送信しており、また、次の対策を呼びかけています。
・山火事地域に近づかない。
・屋外で枯れ枝や枯れ葉を燃やさない。バーベキューなど火の元となる作業をしない。たばこやゴミを捨てない。
・気象条件等に応じて森林地区には立ち入り禁止指示が発令されるため、関連する標識等がある場合には立ち入らない。
・森林地帯等の家屋では、周辺の枯れ枝や枯れ葉、燃えやすいものを除去し、樹木を剪定し、長いホースや消化器等を備える。
・火事が家屋等に近づいた場合、避難路が確保されていない限り、むやみに外に出ない。
・火を発見したら、速やかに112番、または199番に通報する。

万が一、山火事の被害に遭われた場合や、ご家族や日本人のご友人と連絡が取れない場合は、当館領事部までご連絡ください。

<参照>
○ギリシャ気候危機・市民防災省(ギリシャ語・一部英語)
・毎日の火災危険度マップ(地図上の色が赤に近いほどリスクが高い)
https://civilprotection.gov.gr/arxeio-imerision-xartwn
・山火事への備え
https://civilprotection.gov.gr/odigies-prostasias/dasikes-pyrkagies

○緊急時電話番号
112番(欧州共通緊急番号)、199番(ギリシャ消防庁)

在ギリシャ日本国大使館(領事部)
Embassy of Japan in Greece
46, Ethnikis Antistasseos St., 152 31 Halandri
電話 :210-670-9910, 9911
メール :consular@at.mofa.go.jp
ホームページ :https://www.gr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。