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2025.08.14|外務省情報|モンゴル|

スリ被害の連続発生と狂犬病に関する注意喚起

○ 8月に入り、ウランバートル市内のスフバートル広場周辺やナラントール市場(ザハ)等で邦人の財布やスマートフォンが盗まれるスリ被害が5件連続発生しています。
○ ウランバートル市内ではスリが多発しており、カバンやポケットの中から財布やスマートフォンを盗み取る手口が確認されています。
○ モンゴル滞在中は、貴重品が狙われているとの警戒心を保ち、カバンを視界に入れておくほか、スマートフォンを外部から容易に触れられるポケットに入れて持ち運ばないなど、盗難被害に遭わないようにご注意ください。
○ また、モンゴル滞在中、ツーリストキャンプなどで犬に噛まれて負傷し、狂犬病のワクチン接種が必要となるケースが複数発生しています。仮に狂犬病が発症した場合には、有効な治療法がなく、ほぼ100%の患者が死に至ります。むやみに動物に近づかない等、感染を避けるために十分注意してください。


1 防犯ポイント
・ 滞在中は、所持品が狙われているとの警戒心を保ち、用心を怠らない。
・ リュックやポーチは、気づかないうちに開けられたり、ナイフ等で切られたりすることがあるので、視界に入れておくようにする。
・ スリは混雑した場所で行われることが多いため、バス車内やエレベーター利用時は特に注意する。
・ 周囲を警戒し、接近してくる不審な人物を認めるなどした場合は、すぐにその場から離れ、街頭の警察官や周囲の人に分かるように助けを求める。
・ 刃物等の凶器で脅された場合は、抵抗せずに犯人の要求に従う。被害品を取り返そうとするなど、犯人を刺激すると凶器による暴行を引き起こす可能性が高まるため、生命の安全を第一に考え、抵抗しない態度を示す。
・ 万が一、犯罪の被害に遭った場合には、警察(102)に通報する(モンゴル語又は英語での対応が必要です。)。
・ クレジットカードが盗まれた場合には、早急にカード会社に利用停止を依頼する。

2 狂犬病に関する注意喚起
・ 狂犬病は日本などの一部の国を除いて全世界に分布しており、厚生労働省は、モンゴルを狂犬病発生地域と公表しています。
・ 狂犬病は、主に狂犬病に感染した動物に噛まれたり、引っ掻かれたりするなどしてウイルスが傷口から体内に侵入することにより感染します。感染動物は、イヌに限らず、コウモリなどの野生動物からの感染が確認されています。
・ 感染しないためには、むやみにイヌや野生動物に近づいたり接触したりしないことが重要です。特に、ツーリストキャンプや一般の遊牧民宅では番犬としてイヌを放し飼いにしていることが多いため、注意が必要です。
・ 動物に噛まれるなどした場合には、少なくとも15分間、水と石けんで傷口を洗浄し、早期に医療機関を受診してください。
・ 狂犬病に感染した疑いがある場合には、できるだけ早期に狂犬病ワクチンの接種を受ける必要があります。これは暴露前のワクチン接種を行っている場合でも同様です。
・ なお、海外で狂犬病に感染した疑いがあるものの、医療機関を受診できずに帰国した場合、帰国後直ちに最寄りの保健所や医療機関に相談してください。

(参考)
 外務省海外安全ホームページ「狂犬病に関する注意喚起」  https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2025C022.html

【問い合わせ先】
在モンゴル日本国大使館 領事・警備班
電話:(976)11-320777 開館時間:9:00~13:00、14:00~17:45
休日・夜間の緊急連絡先:(976)7004-5004

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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。