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2025.09.22|外務省情報|中国|

国慶節・中秋節期間中の安全対策について

【ポイント】
●中国の「国慶節・中秋節(10月1日(水)から8日(水)まで)」の連休に伴い、同期間中は当館も休館します。
●大型連休期間中は、旅行者が増加することに伴い、例年、問題やトラブルの報告に接する機会が増える傾向にあります。外出時は常に周囲の状況に注意し、また以下の諸点に留意して安全対策に努めてください。
●渡航及び滞在の際は、感染症予防にも十分ご留意ください。また、突然の体調不良、事故による入院等に備え、十分な保障内容の海外旅行傷害保険への加入を是非ともご検討願います。
●この領事メールの情報は同居家族の方にも共有をお願いします。また、同居家族の方が別途のメール受信を希望される場合は、在留届(メールアドレス)の更新登録をお願いします。


【本文】
1 中国では、10月1日(水)から8日(水)まで「国慶節・中秋節」連休となり、同期間中は当館(及び広報文化センター)も休館します。
  (9月28日(日)は振替出勤日のため開館します。)

  (参考)在上海日本国総領事館休館日
      https://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/annai_j.html#c

2 上記連休期間は、中国に渡航を予定される方、またすでに中国国内にお住まいで国内旅行に出かけられる方など多くの方が渡航・移動し、特に中国国内の観光地、遊園地等には大勢の人が集まることが見込まれます。
 中国人は日本人の言動に敏感です。外出の際は、我々自身外国人であることを常に意識し、外出時は一定の緊張感をもって周囲に気を配りながら節度ある言動を心がけてください。常に見られているという意識を持ち、外出の際には不審者の接近等、周囲の状況にくれぐれも留意し、安全確保に努め、複数人で外出する等、特にお子様連れの場合には十分に対策をとるようご注意ください。
 特に以下のような点に留意いただくようお願いします。
 ○現地の習慣を尊重し、現地の方と接する際には言動や態度に注意する。
 ○外で周囲に聞こえるような声量で日本語を話すこと等は極力控えるとともに、日本人同士で、集団で騒ぐ等の目立った行為は避ける。
 ○一見して日本人と推測される服装をしたり、そうした物を携帯したりすることを避ける。
 ○周囲の状況に注意を払い、大勢の人が集まる広場や多くの日本人が利用すると思われやすい場所は可能な限り避ける。
 ○少しでも不審に感じる人物や集団等を見かけた際には近付かないようにし、速やかにその場を離れる。

3 その他の注意事項
(1)パスポートについて
 中国の法律に基づき、16歳以上の外国人はパスポートを常に携帯する義務があります。
 パスポートをなくした場合、新たに発給を受けるには時間と手間を要します。新たなパスポートを取得した後、現地公安局(中国の出入境管理局)の開局時間内に同局に出向いて手続きを行う必要もあることから、中国の公的機関が休みとなる期間中にパスポートをなくした場合は、出国まで通常よりも長く時間を要します。
 外出の際はできる限り必要最小限のものを持ち歩くようにし、特にパスポートやクレジットカード、携帯電話などを含む貴重品はバッグなどにまとめて収納せず、分散して身につけるなどの対策を講じ、紛失・盗難防止に努めてください。また、人の集まる場所では、バッグ類は目の届く場所で確実に保管するよう心がけてください。

(2)マッチング・アプリ等による「ぼったくり」被害について
 上海市内では、マッチング・アプリで知り合った現地人とみられる女性と待ち合わせた男性が、女性に誘われるまま同行した飲食店等で高額な料金を請求される、いわゆる「ぼったくり」被害の報告があとを絶ちません。背景不明な人物の誘いには絶対に乗らないようにしてください。また、マッチング・アプリの利用はリスクを伴いますので十分ご注意ください。

(3)交通安全対策について
 交通事故に巻き込まれる危険性が各所に存在しており、事故の報告もあとを絶ちません。
 EVや電動バイクの多い上海では、走行時の音が静かなため、歩行中、あるいは自転車を運転中に各種車両の接近を認識しにくい点や、中国では赤信号時に右折車の進行が可能となっているなど日本と異なる交通ルールもあり、十分な注意が必要です。信号を守る、タクシーへの乗車時にもシートベルトを着用するなど、交通ルールを守り、また、歩道歩行中や青信号時の道路横断中も油断せず、左右あるいは後方から近づいてくる車両にも注意するようにしてください。「歩きスマホ」は絶対にしないでください。

4 渡航の際は、突然の体調不良や不測の事故などによる入院等に備え、十分な保障内容の海外旅行傷害保険への加入を是非ともご検討願います。また、滞在中は、感染症予防にも十分ご留意ください。

5 万一、事件や事故等に遭われた場合は、下記連絡先までご連絡ください。
 以下の資料もご参照いただき、安全対策の参考にしてください。
 ○安全の手引き(在上海日本国総領事館作成)
  https://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/files/100484776.pdf
 ○8月5日付スポット情報(「中国人民抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利80周年」記念にあたっての各種行事やイベント等に関する注意喚起)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2025C031.html

(参考:日中間の歴史にかかわる日など特に注意を要する日)
(中国政府は今年を「中国人民抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利80周年」の年としておりますので、特に注意する必要があります。)
  1月28日(1932年)第一次上海事変
  4月29日(1932年)上海天長節爆弾事件 
  5月 4日(1919年)5・4運動
  5月 9日(1915年)対華21箇条要求受諾
  6月 4日(1989年)天安門事件
  6月 5日(1941年)重慶爆撃
  7月 1日(1921年)中国共産党創立記念日
  7月 7日(1937年)盧溝橋事件
  7月23日(1921年)共産党第一回全国代表会議
  8月 1日(1927年)中国人民解放軍建軍記念日
  8月13日(1937年)第二次上海事変
  8月15日(1945年)終戦記念日(日本)
  9月 3日(1945年)「抗日戦争勝利記念日」
  9月11日(2012年)尖閣諸島の取得・保有(中国側は9月10日と認識)
  9月18日(1931年)柳条湖事件(満州事変)
 10月 1日(1949年)中華人民共和国成立記念日
 11月11日(1937年)上海陥落
 12月 9日(1935年)12・9運動(5・4運動に次ぐ規模の学生デモ)
 12月13日(1937年)南京事件 

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 この情報は、在留届および「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されています。現在中国国内に在住されている皆様におかれては、同居家族の方にもこの情報の共有をお願いします。また、同居家族の方が別途のメール受信を希望される場合は、在留届(メールアドレス)の更新登録をお願いします。
 緊急事態が発生した際、ご家族、ご友人、同僚を守るため、一人でも多くの方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3か月以上の滞在)の届出、または、たびレジ(3か月未満の滞在)の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者にご案内願います。

 ●在留届・たびレジ登録(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/https://www.ezairyu.mofa.go.jp/ORRnet/

(連絡先)
○在上海日本国総領事館
(管轄地域:上海市、江蘇省、浙江省、安徽省、江西省)
  住所:上海市長寧区万山路8号
(別館 領事部門)上海市長寧区延安西路2299号 上海世貿大厦13階
  電話:(市外局番021)-5257-4766(代表)
国外からは+86-21-5257-4766(代表)
 

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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。