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2025.10.07|外務省情報|セネガル|

【注意喚起】サン=ルイでのリフトバレー熱の流行について

現在、サン=ルイ州でリフトバレー熱の流行が拡大しています。
流行は2025年9月中旬に始まり、20~50歳の家畜従事者・屠殺従事者、農村住民に男女差なく集中し、毎日新規症例が確認され州内全域に拡大しています。10月5日時点で感染者数90名、死亡者数11名と発表されています。


感染は、蚊によるものと、感染動物(羊、牛、山羊、ラクダなど)の体液、生肉、未殺菌乳の摂取によるものです。
潜伏期間は2~6日。大多数は軽症で、インフルエンザ類似の発熱、頭痛、筋肉痛、背部痛、悪心、羞明、嘔吐などを呈し4~7日で回復しますが、5~20%は網膜炎や脳炎、出血熱、肝障害などを合併し重症化することがあります。致死率は1%程度で人から人への感染は報告されていません。
治療は、抗ウイルス剤などはなく、対症療法となります。

予防のため、十分な防蚊対策をとりましょう。野外では、長袖・長ズボン・靴を着用し、皮膚露出部には蚊忌避剤(ディート30%またはイカリジン15%配合)を5~8時間ごとに塗布、部屋では窓やドアを閉め、殺虫剤(1プッシュ式など)や蚊帳の使用を考慮。また、家畜との不用意な接触・未殺菌ミルク・生肉摂取は厳禁、こまめな石鹸手洗いを徹底し、体調不良時はすぐ医療機関を受診してください。

【参考情報源】
在セネガル日本国大使館:https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01242.html
リフトバレー熱 (ファクトシート):https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2017/07211530.html
セネガル保健省X(仏語):https://x.com/santegouv_sn?s=21

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出典:外務省海外安全情報オープンデータ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
本ページに記載の情報の内容については情報発信元の外務省・大使館・領事館等にお問い合わせください。